WEB上のユーザーフローを理解する②google広告(ディスプレイ広告)
2024年1月12日
WEB上のユーザーフローを理解する②google広告(ディスプレイ広告)
今回はgoogle広告のディスプレイ広告について説明しようと思います。
前回掲載したユーザーフローの全体図をご覧ください。
この左下の「潜在層」に対してアプローチするのがディスプレイ広告です。
具体的にはどのような場所なのかというと、yahoo!ニュースやアメブロなど、googleに広告スペースを貸している膨大な数のページです。
右側の「在宅PKのジムワーク」というバナーがディスプレイ広告です。
右側の「子供の成長にどの程度お金が必要か分かり、気持ちが少し楽になった。」というバナーがディスプレイ広告です。
この広告は、同じ場所であっても他の人とは違う広告が出てきます。
「パーソナライズ」と言いますが、私たちが見る広告は個人で異なります。
WEB上の行動データの多くをgoogleは収集しています。
このいわゆる「ビッグデータ」を元にして、一人ひとりの「人物像」をクリアにしていきます。
その結果、例えば「今、どんな商品に興味があるのか」ということを、推測しています。
その精度は、日に日に向上しています。
その推測を元に、最も効果が出そうなディスプレイ広告(バナーをクリックして、その先のサイトで購入されそう)をgoogleが勝手に設置してくれるというものです。
リスティング広告とは違い、ユーザーは自分で検索してはいません。
つまり、まだそのユーザーはぼんやりとインビザラインに興味を持っている(認知)の段階です。
ですので、バナーをクリックする確率はリスティング広告に比べて低いですし、ランディングページでのコンバージョン率も低いのが一般的です。
ではなぜ使用することがあるのかというと、一つは「リスティング広告では成果が出なくなった」時です。例えば競合含めて広告が飽和状態になっており、当院の広告が埋もれてしまっている状態などです。
もう一つは、中長期的に安定的な集客をすることを目指すために「能動的に投資して認知の拡大をしていきたい」という時です。比較的資本力があったり目標症例数が多い医院さんが取れる戦略です。
次回はSEOの観点から説明いたします。