そもそも集客とは何か?
2023年11月24日
集客とは「未来の患者様に”非認知”から”契約”までの6ステップの階段を登っていっていただくこと」
今回は「そもそも集客とは何か」ということを考えていきましょう。
皆さんはどのようなイメージをお持ちでしょうか?
私のイメージは階段です。
集客とは、未来の患者様に、この5つのステップを一段一段登っていっていただくというイメージです。
まず、スタート地点「非認知」から説明します。
①非認知
ここは、まだ、先生の医院でインビザライン治療をしていることを知らない。または、インビザラインのことを知らない、という状態です。未来の患者からしたら、この世に存在しないのも同然です。
②認知
次に「認知」。
先生の医院でインビザライン治療をしていることを知っている。またはマウスピース矯正という方法があって、インビザラインっていうものがあると知っている、という状況です。
③興味
次は「興味」、自分ごとになっているという状態です。
矯正をしたいと思っていて、インビザラインが候補の一つに入っている。インスタなどのSNSやgoogleで「インビザライン 矯正してみた」などと検索して積極的に情報収集をしています。
④比較検討第一フェーズ
次は「比較検討」第一フェーズ。
これは主にウェブ上での話ですが、
だいぶインビザライン治療をしたいと思っていて、例えば「岡山 インビザライン 実績」などでgoogle検索して、1ページ目に出てきた歯科医院のHPをいくつか読んで良さそうな医院の目星をつけている段階です。
⑤比較検討第二フェーズ
そして「比較検討」第二フェーズ。
これは、実際に医院に相談をしていっている段階です。
1〜3医院に矯正相談しに行き、WEBでは分からない情報、優しそうか、話しやすそうか、清潔そうかなど体全体で情報を取りに行く段階です。
⑥契約
そして1つに絞り込まられる。つまり「契約」です。
いかがでしょうか?イメージつきましたでしょうか?
ぜひ一度、ご自身が購入したもの、例えば車など、についても振り返ってみていただきたいです。
どこでその車種のことを知ったのか、なんで買いたいと思ったのか、どの車種と比較したのか、なぜそのディーラーから購入したのか、ということです。
ここで強調しておきたいことは、このステップアップの順番は絶対だということです。
どんな人も非認知からスタートしています。いきなり比較検討し始める人はいません。
じゃあ、どうしたら「より早くステップアップしてきてもらうか?」ということですよね。
その方法を説明いたします。
非認知から認知の施策
まず非認知から認知。公式インスタやテレビCM、郵送のDMなどです。
認知から興味の施策
次は認知から興味。youtubeやブログ、そしてgoogle広告やなどのWEB広告とLPのセットです。
興味から比較検討第一フェーズへの施策
興味から比較検討1フェーズ。google検索でHPが上位に表示されるようにするSEOや、イーパークやメディカルドキュメントなど、SEOに強い広告メディアへとの契約です。
比較検討第一フェーズから第二フェーズへの施策
第二フェーズへは、HPやgoogle口コミです。google口コミは、低評価の口コミに対して的確な返信をすることや、顧客満足度の高い患者様に投稿のお願いをすることです。ただgoogleのポリシーや医療広告ガイドラインの「誘引」に当たる可能性が高くなってきているので、最近は注意が必要です。
比較検討第二フェーズから契約への施策
そして最後は、院内でのカウンセリングとクロージングです。この部分は外注が難しいため、知識やスキルアップのためのトレーニングが必要です。
このように、ステップアップを早めるための手段は明確です。契約も一見簡単そうにも思います。
ただ、この図はちょっと現実的ではありません。
図に少し手を加えると、実際はこんなイメージです。
インビザラインは保健診療と比べると大分高額です。
それは、図のように各ステップ毎に、高い壁が設けられているようなものです。
つまり、この高い壁を5つも超えていってもらうには、やはり「時間」「コスト」「労力」がかかるということです。
先生の医院には、リソース、つまり「人、モノ、金、情報」はどれほどあるでしょうか?
そのリソースが多ければ非認知から契約までの時間は短くなり、少なければ非認知から契約までの時間は長くなります。
今日は深掘りませんが、現実的な目標設定をすることも重要です。
医院のリソースに見合わない非現実的な目標件数にしてしまうと、現実との大きなギャップに苦しみ、不要に焦って、間違った意思決定をしてしまうことも増えてしまいますので、ご注意ください。
次は、現在位置の確認、課題の把握です。
インビザライン事業を始めて間もない医院が陥りがちな7つのケースを元に、一緒に考えてみましょう。